1-04 広告の予算とは

導入基礎編-03
上記のチェックをクリア出来る条件であれば次に予算を決めます。予算は色々見積もりを見てから。など悠長なことを言っていると大切な商機とあなたのお金を失うことになります。制作会社や相手の思惑が分からないので迂闊に金額は出せないと思うのかも知れませんが、自分の予算をはっきり決めずにする広告など、制作会社の良いようにされてしまいます。逆に目的と予算を伝えることで制作会社は作り方を工夫してくれる可能性もありますので、見積もりの前に目的の制作物と予算を決める事は重要です。
以前仕事で「最上級の商品設定で広告を作りたい」と依頼が有り作業を始めたところ、クライアントは最初、紙の質は高級で、印刷も・・・と言っていたのですが、予算の段階になり見積もりを出したところ、「高すぎて話にならない」と作業を中断しました。「後学のためにご予算は」と私が聞いたところ5〜6万で、ちらし、ポスター、名刺、パッケージしかも印刷代込みだというのでビックリしたことがあります。また、Webサイトを作りたいと一部上場の立派な会社へ打ち合わせで伺いましたが、先方の部長曰く、「うちの息子の友達は3万円でやる」そうで、こちらは手を引きました。その後その会社のサイトを見ましたがとんでもないサイトで、しばらくしたら全面的にリニューアルされていました。プロは仕事として作業を引き受けています。アマチュアの論理や、金額を混入させて現場を混乱させるべきでは無いでしょう。予算の中で最大の結果を求めて一緒に広告を作り上げていく意識がなければ、幾ら金額を抑えてよい物を作ったつもりでも、結果はでませんし、かえって別の予算が必要になる可能性を考えるべきです。では予算の算出方法は?次の項目で説明いたします。