広告資料館 2013年12月

2013年12月 早稲田アカデミー 「冬期講習会」

今月は年末12月と言う事も有り折り込みの量はとても豊富な月になりました。今月取り上げたのは先月に続き「早稲田アカデミー」です。12月のある日、折り込みを手に取ったら先月「立体構造」を考慮して中々上手い視線誘導だと絶賛(?)した広告と同じ物がありました。ところが先月と比べて見ると何か少し様子が変です。情報が増えたレベルではなく、かなり違いが有ることに気が付きます。
2012年1月にWATAMI「ワタミタクショク」の折り込みに触れて、一度出した広告の反応や効果測定の結果、さらに微調整する事が重要である。として、そのビフォア・アフターがよく分かる例を紹介しています。
今月の「早稲田アカデミー」の折り込みにはフッター部分の強調や、ヘッドの3カテゴリーをはっきり目立たせたりと、改善の余地も見えるのですが、何よりメインイメージの女子高生と炎のと回りのバランスが崩れていて、先月の解説が全く無視された状態です。これは作ったデザイナーが悪いのではなく、後から無理に情報を詰め込んだクライアント側の失敗と言うべきでしょう。前回の反応からの修正であれば、もう少しメインビジュアルの扱いの生きるレイアウトがあったはずだと思うのですが、とても残念です。